住宅ローンの金利の種類
住宅ローンの金利の種類は?
住宅ローンの金利には、固定金利と変動金利、固定金利選択型があります。固定金利は全期間固定のタイプと段階金利型固定のタイプとがあり、変動金利も一般的な変動金利のほか、固定金利選択型や、上限金利特約付変動金利とがあります。
種類 | 特徴 | メリット | 注意点 | |
固定 金利 |
全期間 固定 |
全期間適用金利が変わらない。 |
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段階 金利型 |
11年目に金利がアップするなど、段階金利型。 |
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変動 金利 |
変動 金利 |
年2回、金利が見直されるが、5年間は返済額固定の場合が多い。 |
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上限金利特約 (キャップ)付 変動金利 |
年2回、金利が見直されるが、上限金利を超えることはない。 |
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固定金利選択型 | 固定金利選択型 | 固定期間終了後、金利状況に応じて、固定金利か変動金利か選ぶ。 |
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固定金利を選ぶのがセオリー
どのタイプの金利を選択するかは、住宅ローン選びの重要なポイント。一般に、住宅ローンは高額で長期の借入れになるので、固定金利がセオリーとされています。
固定金利は借入時に返済までの金利が決定します。つまり、毎月の返済額と、総返済額の上限が決定されるので、毎月の家計管理もしやすく、老後生活資金のプランニングもしやすくなります。
固定金利を選択した場合のリスクは、借入後にさらに金利が低下すると、結果的に金利負担が大きくなるという点。ただし、このリスクは低金利のものに借り換えを行うことによってある程度防ぐことができます。
将来、借換えがしやすいよう、なるべく繰上げ返済を行ってローン残高を減らしておくなどの対策も必要です。
借入できる金額を決める
このように、金利が上昇しても借入額が少額であれば返済額のアップ額も小さくてすみます。
金利上昇の際でも、対応できる増額であるかどうかをあらかじめ検討しておきましょう。
借入期間が短ければリスクは小さい
2,000万円を5年固定2%で借入れた場合
- <返済期間10年> 5年後残高 10,499,195円
<返済期間30年> 5年後残高 17,440,892円
このように、借入期間が短いほどローン残高が早く減少します。ローン残高が少なければ金利上昇リスクも抑えることができます。
金利の見直し時期までは共稼ぎで返済を多くできる、退職金や相続などでの収入が見込める、という場合にはかなりリスクを抑えることができるでしょう。